過眠に悩む患者の髄液に「睡眠誘発活性化物質」が存在した!?

Medical 2014年10月07日(火)

過眠に悩む患者の髄液に「睡眠誘発活性化物質」が存在した!?

女性

寝ても、寝ても眠い。そんなときってありますよね? でも、それを言うと「あいつは怠け者だ」「ただ、さぼりたいだけだろう」と陰口を叩かれそうで言えない雰囲気ってありませんか? そんな世の中が変わるかもしれません。

日中に睡眠誘発が起きる病気とは?

ナルコレプシーという病気をご存知でしょうか? これは昼間に突然、耐えられないほどの眠気に襲われる精神疾患のこと。じつは、夜間に睡眠をしっかりとっているのに、日中に強い眠気をもたらす睡眠誘発を発する病気はナルコレプシーに限りません。

甲状腺機能低下、閉塞型睡眠時無呼吸症、うつ病、糖尿病などの警告サインということも考えられると言われています。こういった病気が原因でない場合は医師から「原発性過眠症」と診断されます。

原発性過眠症の疾患の謎を解明すべく、アメリカの大学の研究チームが解明に着手したそうです。すると、驚きの結果が判明したと言われています。疾患のカギを握っているのは一体何だったのでしょうか?

睡眠誘発の原因は?

答えは「髄液」。疾患に苦しむ患者の髄液を調べたところ、睡眠薬と同じ働きをする物質が含まれている、ということがわかったそうです。

体内に自然と睡眠薬が入ってしまっていると考えれば、日中でもなんでも眠くなってしまうのは当然のことですよね。さらに研究を進めたところ、アメリカ人の800人に1人は髄液の中に天然の睡眠物質を含んでいるということがわかったと言われています。

これが日中の強い眠気を誘発する原因の可能性があるとみて、研究チームは調査を続けているとのことです。現在は、本当に技術が進歩していて、今までわからなかったことがどんどん解き明かされていきますね!

眠いのは「怠け者」だからではない!

過眠症は青年期の終わりにはじまることが多いと言われている疾患です。そのため一般的に、10代に多く見られます。過眠症の難しいところは、「たださぼりたいだけではないか」「怠け者だ」などといった誤解を招く可能性があるところです。

しかし、実際は上記の研究にもみられる通り、体内に天然の睡眠物質が含まれているなど、原因があります。ほかにも、最近の研究ではGABAと呼ばれる神経伝達物質が過剰に活性化されることで、異常睡眠が起こることもあるということがわかっています。

今後も研究がさらに進み、疾患に苦しむ人が誤解を受けずに正しい治療を受けられる世の中になってほしいですね!

Photo by Tom Beardshaw

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

体内時計クイズ ~あなたはどのくらい知っている?~

「朝食ヌキ」はなぜよくないのでしょうか?

正解はこちら

快眠キュレーターが厳選!!「快眠グッズ」

睡眠用たわし,悟空のきもち
整えよう、体内時計。自然な眠りと朝の目覚め。体内時計.jp
Nelture
ネムジム食堂