体内時計ってどこにあるの?その仕組みとリセット方法

Medical 2014年10月03日(金)

体内時計ってどこにあるの?その仕組みとリセット方法

時計

体内時計は全身にあるが、脳が全身の体内時計を司る役割をしています。体内時計の仕組みを理解して、睡眠のリズムを整えましょう。

体内時計のズレとそのリセット方法

体内時計の周期には個人差があります。人によって24時間より長いか、24時間より短いリズムを刻んでいます。本来は1日を24時間とは把握できないメカニズムをもっているのが体内時計なのです。

しかし体内時計を1日24時間としてリセットできるメカニズムも、持っています。腕時計のリューズを毎日、秒単位で時刻合わせをするように、人間の体内時計も時刻合わせができるようになっています。それが朝の光です。

夜の光が体内時計のリセットを妨げる

脳の視床下部に体内時計を司る組織があります。ここに朝や昼の太陽などの強い外光が伝えられることで、体内時計はリセットされます。

無意識のうちに1日を24時間のリズムと把握できるようにリセットされるのです。夜になろうとしている時間帯に、強い光を浴びると、体内時計は「まだ昼間が続いている」と誤解して、時計の針を戻すことになります。

これが不眠症の原因となることがあります。もちろん日中に強い外光を浴び続けても、体内時計の針は変化しません。

生命を支える体内時計

体内時計の仕組みは、メカニズムの詳細に違いはあっても、地球上で生活するすべての生物に共通しています。地球上に生命が誕生して、ある種は生存し、進化を続け生き残りました。

ある種は、絶滅してしまいました。その理由のひとつに、活動期と休息期をリズム良く刻む体内時計のメカニズムが挙げられるでしょう。

体内時計によって、自然に眠り、体内時計によって自然に目覚めるメカニズムです。太古の昔に、体内時計の仕組みを獲得した生物だけが、過酷な自然環境を乗り越えて、地球に生き残ることができたと考えられるのです。

体内時計は、生命を支えてきた身体の仕組みだといえるでしょう。

参考文献
『睡眠のはなし – 快眠のためのヒント 』
日本大学医学部付属病院精神科教授/内山真著 中央公論新社

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