日本人の有病率は4倍!? 会議の最中にガクンと眠ってしまう病気とは

Topics 2014年09月25日(木)

日本人の有病率は4倍!? 会議の最中にガクンと眠ってしまう病気とは

伏せて寝る男性

「ナルコレプシー」という睡眠障害の病気があります。ナルコは睡眠、レプシーは発作の意味で、日本では「睡眠発作症候群」と呼ばれます。

その名の通り、日中に活動している最中に、本人の意思とは関係なくガクンと眠りに落ちてしまいます。自動車の運転中や機械作業中、会議の最中、また他人と話している最中でも、突然ガクンと眠りに落ちてしまうのです。

日本では600人に1人が患っていると言われている

ナルコレプシーの患者さんは、1日に数回の発作を起こします。5~20分ほど眠ってしまい、起きれば日常に戻りますが、数時間経つと、また発作が起きて、眠ってしまいます。

10代~20代で発症することが多く、日本では600人に1人程度の患者がいると推定されています。世界の有病率の平均は2000人に1人程度ですから、日本人の有病率は、世界の4倍近いことになります。

ナルコレプシーはなぜ起こる

この病気に対しての理解は広くは知られていないので、単なる居眠りと誤解されます。

怠けているとか、気合いが足りないと非難されることも多くありますが、ナルコレプシーは、目を覚まし続ける役割を担っているオレキシン(ヒポクレチン)というタンパク質を作り出すことができなくなって起こる睡眠障害です。

自覚のある方は、適切な治療を受けましょう

ナルコレプシーの患者さんは、夜間の眠りが浅くなっていることが多く、治療の必要な睡眠障害です。ナルコレプシーの自覚や、疑いがある場合は、自動車の運転などの危険を伴う行動は控えるべきです。

慢性疾患なので、残念ながらすぐに治る病気とはいえません。気長に治療を受けることが必要です。

参考文献
『誰でもスグできる睡眠障害で眠れない夜の不安をみるみる解消する200%の基本ワザ』
東京医科大学教授医学博士/井上雄一著 日東書院
『厚生労働省e-ヘルスネット』

Photo by marsmettn Tallahassee

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