居眠り運転のメカニズムとは? 眠気が生じる原因を探る!

Medical 2014年09月08日(月)

居眠り運転のメカニズムとは? 眠気が生じる原因を探る!

車の中にいる男性

眠いと頭が冴えない、ボーっとする。意外なことに、このメカニズムが解明されたのはつい最近のことなのだそうです。なぜ、まどろんだ状態では人の判断力は低下するのでしょうか? その謎に迫ってみました!

眠気のメカニズムがようやく解明!?

眠くなってくると頭がボーっとして、勉強や仕事の効率が悪くなったり、何かを判断・決断する能力が鈍くなったりしませんか? 実はこれが科学的に解明されたのはつい最近のことだったようです。

これまで脳神経科学では、目がハッキリと覚めている状態でも、眠い状態でも、脳に入ってくる刺激は同じなのに、なぜそのように判断力が弱まるのか、仕組みを解明できずにいました。

しかし、ついに昨年、独立行政法人 情報通信研究機構の科学者が機能的磁気共鳴画像(fMRI)と脳波を使った計測・分析を行ったところ、眠気のメカニズムを解明できたと言われています。

脳を3,780カ所に細分化

どのように解明したのか、気になるところですよね。まず、通常のfMRIを用いた実験では、目がはっきり覚めている状態なのか、それとも眠たいのかを知ることはできないのだそうです。そこで、使われたのが特別な脳波計測装置。fMRIと同時に脳波も測り、覚醒状態とまどろみ状態を区別しました。

次に、脳を3,780カ所に細かく分割し、脳全体がどのような「つながり方」になっているかを数理学的に分析。さらに、複雑ネットワーク解析という手法を用いて覚醒状態とまどろみ状態を比較したそうです。……とても難しい内容なのですが、要は起きている時と眠い時で脳がどのように変化するかを調べたということです。

運転などは要注意!

すると、まどろんでいる「安静状態ネットワーク」と呼ばれる状態では、情報伝達効率が低くなる、ということがわかったのだそうです。さらに、意識と深く関わっていると言われる「前頭連合野・頭頂連合野」では、顕著に情報伝達効率が低下していることも判明。

この結果からわかることは、まどろんでいる状態では、脳内のネットワークのつながり方が目覚めている時と比べて変化し、的確な情報の受け渡しができにくくなる、ということなのだそうです。これは世界初の知見と言われています。

このことから、眠気が強い、まどろんでいる状態では運転などにも支障が生じるということなので、十分な注意が必要です。

Photo by Igor Bertyaev

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