「がんばるお父さん」はもう古い!? 睡眠キャンペーンからわかること

Lifestyle 2014年08月29日(金)

「がんばるお父さん」はもう古い!? 睡眠キャンペーンからわかること

日本のお父さん

かつての「ニッポンのお父さん」像は、寝る間も惜しんで働く姿が典型でした。けれど、それに伴って、過労死や数々の睡眠障害、糖尿病などの発症リスクを高めていることが問題視されています。

先に改訂された厚生労働省による「健康づくりのための睡眠指針2014」の内容からしても、寝ずに働くことがいいという考え方が変化しつつあるようです。

健康に影響を与える睡眠不足とは!?

寝る間も惜しんで、ただひたすら働くニッポンのお父さん。そのひたむきな姿は、美徳とされてきました。しかし「過労死」という問題が出てきたことは、その健康リスクを如実に表しているといえそうです。

睡眠時間を削れば睡眠障害を引き起こし、さまざまな病の発症リスクを高めるといわれています。最近はテレビや雑誌、インターネットなどで、睡眠の健康面での重要な役割が多く言及されるようになりました。

睡眠不足や不眠は健康を害するだけでなく、精神面の不調へも深く結びつく可能性があることは、まだまだ多くの人に認知されていないようです。

睡眠キャンペーンとは?

皆さんは「睡眠キャンペーン」というものを聞いたことはありますか? 睡眠キャンペーンとは、自治体などが行っている、中高年男性の自殺防止を目的とした呼びかけや取り組みです。

精神的な問題はなかなか自覚しにくく、また人に相談しにくいことですが、「不眠」は比較的自覚も相談もしやすいものです。

そこで「お父さん、眠れてる?」というキャッチコピーを発信し、不眠にフォーカスさせることで、中高年男性が自殺に至るような状況にまで追い込まれないように、自分自身やその家族が精神的な落ち込みを早期に発見できるようにする、というのがこの睡眠キャンペーンの狙いとなっています。

睡眠時間を削るリスク

睡眠障害の中でも今、多くの人の間で深刻になっているといわれているのが「睡眠不足症候群」です。夜の不眠によって、日中に過度の眠気に襲われたり、集中力や活力が低下したりしてしまいます。

現代人の生活では、24時間営業のコンビニエンスストアのような、サービス業に勤務する人たちの交代勤務の不眠についても問題視されています。

昼夜逆転した状況では、質の高い睡眠がとれないだけでなく、生体リズムが崩れ、ホルモンの分泌も不活発になることから、病気になりやすくなるといわれています。体だけでなく、精神面の不調も回復してくれる睡眠。決しておろそかにはできません。

日本人はやりたいことがあるときに、一番に睡眠時間を削りがちだといわれています。

この考え方自体も、どうやら改めるべきときがきているようです。

【参考】
厚生労働省健康局 健康づくりのための睡眠指針2014

Photo by Taichiro Ueki

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