腎臓と睡眠との知られざる関係性とは!?

Health & Beauty 2014年08月21日(木)

腎臓と睡眠との知られざる関係性とは!?

野原で寝転がっている女性

症状が悪化しても自覚症状が現れにくい腎臓は、疾患の症状が表面化したときにはかなり重症化していることが少なくありません。投薬、手術、入院などは、なるべくならば避けたいですよね。

腎臓の疾患に陥らないような生活・身体づくりをして、病気を未然に防ぎましょう。今回は腎臓の健康を保つ睡眠の役割について紹介します。

知っているようで知らない、腎臓不調の危険性とは?

腎臓という臓器の名前は知っていても、その役割について細かく知っている方は案外少ないかもしれません。

腎臓の主な役割としては、老廃物の分解・排泄、血圧の調節、血液の生成、体内のイオンバランスや体液のコントロールなどがあります。

これらの機能が弱まると、尿の出が悪くなり、老廃物や身体に有害な毒素をそのまま体内にとどめてしまったり、高血圧、貧血、また疲労感が続く、めまいがするなどの症状が現れます。

睡眠不足は腎臓にどんな影響を与えるのか?

では、睡眠と腎臓はどんな関係性にあるのでしょうか。

Brigham and Women’s Hospitalの医師らが行った研究で、睡眠時間が短いと腎機能が速く衰えやすいということが明らかになりました。その研究結果によると、一晩の睡眠時間が5時間以下の女性は、睡眠時間が7~8時間の女性に比べて、腎機能が衰えるリスクが65%増加していました。

慢性腎不全などの腎臓疾患を患ってしまった場合にも、十分な睡眠時間の確保と規則正しい生活を送ることが治療基本であるとも言われています。

腎臓を守るためにも睡眠はしっかりと

病気を未然に防ぐためには、長時間睡眠をとればよいというわけではありません。質のよい睡眠をとるために、以下の点に気をつけましょう。

1. 運動は夕方から夜に
質のよい睡眠をとるためには、習慣的な運動の効果的であると言われています。運動のタイミングに注意を払えば、よい睡眠が確保できるでしょう。効果的なのは夕方から夜(就寝の3時間くらい前)の運動だと言われています。

就寝の数時間前に運動によって脳の温度を一時的に上げることで、布団に入るときの脳温の低下量が運動をしないときに比べて大きくなります。睡眠は脳の温度が低下するときに出現しやすくなるため、快眠が得られやすくなるそうです。就寝直前の運動は体を興奮させ、眠りにくくなってしまうので避けましょう。

2. 夕方~夜の入浴が効果的
寝つきをよくするためには、夕方あるいは夜の入浴が効果的です。就寝直前の入浴は寝付きを悪くしてしまう恐れがあるため、よい寝つきのためには就寝の2~3時間前の入浴が理想だそうです。

3. 夜の光は禁物
眠る前のスマホ、携帯など、夜の光は体内時計を遅らせる原因になります。家庭でよく用いられている白っぽい昼白色の蛍光灯でも、長時間浴びると体内時計を遅らせる作用があるそうです。

腎臓を守るためだけではなく、生活習慣病を防ぐためにも、よりよい睡眠を心がけましょう。

参考:
Association of short sleep duration and rapid decline in renal function
Ciaran J. McMullan,Gary C. Curhan, and John P. Forman
http://www.kidney-international.org/article/S0085-2538(16)00287-8/pdf

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット 快眠と生活習慣
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-004.html

Photo by zubrow

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