夏のレジャーを台無しにしてしまう「睡眠不足」の恐ろしさ

Topics 2014年08月06日(水)

夏のレジャーを台無しにしてしまう「睡眠不足」の恐ろしさ

ベンチに転がる女性

8月も半ばになり、夏休みをとる方も増えてきました。日常のストレスから解放され、時間を忘れて思いっきりエンジョイできる夏休みは、心身を解放できる貴重な休息時間と言っても良いでしょう。夏休みを利用して、長期の旅行などを計画されている方もいらっしゃるかと思いますが、日常生活の疲れを残したまま旅行に出かけ、体調を崩したり、けがをしてしまい楽しい休みが台無しになってしまうケースも少なくありません。

このような事態に陥らないためにも、レジャーに出かける前にはしっかり体調を整えておきたいところです。その体調管理のカギを握るのが「睡眠」です。今回は、睡眠不足が私たちの身体に及ぼす影響などをみていくことにしましょう。

スリーマイル島事故、スペースシャトル事故などの大参事も睡眠不足が原因

皆さんの中には、仕事、勉強、家事、育児などで十分な睡眠をとれなかった翌日、「自動車を運転していて事故を起こしそうになった」、「仕事のミスを連発してしまった」といった経験をした方も多いことでしょう。このように十分な眠りを確保できなかった場合に、顕著に表れるのが「注意力の著しい低下」です。この睡眠不足による判断力の低下は、時として大きな悲劇を生み出してきました。1979年のスリーマイル島原子力発電所事故、1986年のスペースシャトルチャレンジャー号事故、1989年のアラスカ沖タンカー事故では、いずれも睡眠不足による判断力低下が事故原因の一つと言われています。

起床後17時間を過ぎると、作業効率は飲酒運転と同程度に落ちる

このように睡眠不足は、判断力を鈍らせることに加え、心や体の健康リスクを上げることがわかっています。健康な成人を対象にした調査によると、人間がしっかり判断力を持って作業を行うことができるのは起床後 12~13 時間が限度。起きてから 15 時間以上経過すると、酒気帯び運転と同じ程度の作業能率に低下、17 時間を過ぎると飲酒運転と同じ作業能率まで低下することが分かっています。

これらの調査で興味深いのは、客観的な検査では作業能率が低下しているにもかかわらず、自分自身ではそれほど強い眠気を感じていない場合が多いことです。睡眠時間を削って働いても、実は知らず知らずのうちに作業能率が低下している可能性があるのです。

楽しい休みをエンジョイするためにもしっかり睡眠をとる

いかがでしょう? 睡眠不足が皆さんの身体や精神面に与える影響の大きさをご理解いただけましたでしょうか。

長い休みで生活環境が変化するうえ、夜の暑さで熟睡できずに睡眠不足気味という方も多いかと思います。

楽しい夏休みを体調不良やけがで台無しにしないためにも、質の良い睡眠をしっかりとって体調管理に気をつけてくださいね。

Photo by c-reel.com

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