睡眠障害を防ぐためのガイドライン「睡眠指針2014」を紹介!

Medical 2014年08月05日(火)

睡眠障害を防ぐためのガイドライン「睡眠指針2014」を紹介!

眠る子ども

2003年以来、11年ぶりに改定された睡眠指針。この内容がどのようなものかみなさんはご存じでしょうか? 改定されたというニュースは聞いたことがあっても中身までは知らない方が多いと思います。この機会にどのようなものか勉強してみましょう。

睡眠障害を防ぐためのガイドライン

厚生労働省健康局は今年3月に「健康づくりのための睡眠指針2014」というものを定めました。これは全12箇条からなる、いわば睡眠障害を防ぐためのガイドラインともいうべきものです。

睡眠指針の説明の前に、まずは睡眠障害について学習しましょう。睡眠障害とは不眠や過眠のほか、睡眠時遊行症(夢中遊行)などの睡眠時随伴型も含んだものを指しています。つまり、睡眠の量(時間)だけで判断するのではなく、質もとても大切な要素だということです。

また、睡眠時間といっても、個人差があり、季節によっても異なるものなので一概に何時間が適切とは言い切れません。日本人成人の平均睡眠時間は6~7時間といわれています。

「睡眠指針2014」の12箇条とは?

「睡眠指針2014」の12箇条は以下の通りです。

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。

2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。

3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。

4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。

5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。

6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。

7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。

8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。

9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。

10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。

11.いつもと違う睡眠には、要注意。

12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

睡眠は時間と質の両方が大切!

ここでは12箇条の第1条と第5条を詳しく解説したいと思います。

第1条は、睡眠時間の不足と睡眠の質の悪化が生活習慣病のリスクにつながる恐れがある、ということを示しています。睡眠時間と良質な睡眠を手に入れることで身体と心の健康を保ちましょうということですね。

第5条は、年齢や季節により睡眠時間は異なっても問題がないということを示しています。睡眠時間は一般的に、日の長い季節は短く、短い季節は長くなるといわれています。また加齢により、睡眠時間は減っていくと考えられています。

このような知識を学んでおくことで、睡眠障害を防ぎ、健康をキープすることができるのではないでしょうか。

【参考】
健康づくりのための睡眠指針2014 厚生労働省

photo by John Morgan

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