睡眠ハーブのバレリアンがもたらす安眠への効果とは?

Food 2014年07月26日(土)

睡眠ハーブのバレリアンがもたらす安眠への効果とは?

ハーブティー

ヨーロッパの不眠対策ハーブ、バレリアン

バレリアンは、世界中に200種類以上あるバレリアーナ属の一般的な名称で、ハーブの一種です。昔からヨーロッパでは鎮静薬として使われ、バレリアンの根はハーブティーとして飲まれており、質の高い眠りに導いてくれると言われています。ハーブ先進国のドイツでは、不眠対策として不眠症や精神不安への使用を承認しています。バレリアンの効果は、不眠の解消や鎮静、ストレス緩和などです。気分を落ち着かせ、不安を軽減し、筋肉の緊張をほぐして静かな眠りへと導きます。

バレリアンの有効性

バレリアンの使用に関する記録は古く、ギリシャ時代にまで遡ります。消化不良、肝臓障害、泌尿器系の不調などに効果があると言われ、紀元前には不眠症の治療薬として用いられていましたが、不眠症や神経症の不調にバレリアンが積極的に用いられるようになったのは16世紀になってからといわれています。

今日、バレリアンの鎮静、催眠作用は、脳の覚醒システムを止める神経伝達物質のガンマ・アミノ酪酸(GABA)の働きを高めるというものです。これは、ベンゾジアゼピン系の薬品と同様に有効な成分と言われています。ドイツのマルブルグの薬学生物学研究所で行われた研究では、バレリアンの鎮静成分は脳細胞にあるベンゾジアゼピンなどと同じ受容体に結びつくことが確認されています。

バレリアンの効果的な摂取法は?

バレリアンはサプリメントまたはハーブティーで摂るのが一般的です。不眠症の場合、就寝の1時間程度前に300~500㎎のバレリアンエッセンスを含んだハーブティーを摂取することが推奨されており、さらにレモンバームやトケイソウなどその他の鎮静効果があるハーブと組み合わせて摂ると相乗効果が期待できます。また、ヨーロッパで発表されているバレリアンに関する研究論文では、妊娠や授乳期間中の使用に関する副作用は一切発表されていません。

日本に限らず、米国でも成人の3割が不眠症というデータがあります。近年、バレリアンは睡眠薬や治療に頼らず、ハーブ療法の一つの選択肢として明確な地位を確立するようになってきました。ぐっすり眠りたい方をはじめ、不安やイライラを鎮めたい方は、就寝前にまとめて摂取するのがおすすめ。

気持ちよく眠って、すっきりとした朝を迎え快適な日々を過ごしましょう。

Photo by Roslyn

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