睡眠周期が「うつ病」に関係? 侮れない睡眠への影響とは!?

Medical 2014年07月13日(日)

睡眠周期が「うつ病」に関係? 侮れない睡眠への影響とは!?

睡眠とうつ病の関係

「なんだか最近、よく眠れないなぁ……」そんな方は、もしかしたらうつ病の黄色信号かもしれません。今回は、睡眠とうつ病の関係について見ていきましょう。

睡眠と深い関わりがある周期とは!?

睡眠周期とは、私たちが夜間、寝ている間に繰り返し行っているレム睡眠とノンレム睡眠の90分間サイクルのことをいいます。レム睡眠とは浅い睡眠で、ノンレム睡眠とは深い睡眠のことを指します。この睡眠周期とうつ病には、どうやら関係があるようなのです。

実は私たちの体内時計にも周期というものが存在しています。その周期は25時間といわれていて、1日=24時間と1時間のずれが存在しているのだそうです。なぜ1時間ずれているのか気になるところですが、このずれは通常、朝に光を浴びることなど、外部からの刺激によって自然と調整されるといわれています。

体内時計のずれが睡眠障害の原因に

しかし、このずれをうまく調整できず、睡眠に障害をきたしてしまった状態のことを「概日リズム睡眠障害」と呼びます。そして、これは大きく二つに分けられます。

一つは、海外旅行での時差ボケや日勤と夜勤を交互に繰り返すなど、人為的・社会的な理由で短期間のうちに体内時計をずらさなければならないときに生じるもの。もう一つは、深夜にならないと寝付けないなど、周期の同調機能に問題がある場合に起こるものです。

一方で、このような睡眠障害とは別に、「うつ病」とも睡眠周期は関わりがあるということが病院と大学による研究で判明したそうです。

レム睡眠が増えるとうつ病のリスクあり!?

病院と大学が行った睡眠ポリグラフ検査では、うつ病の患者と睡眠の関係で次のようなことが判明しました。

1.入眠後、最初に訪れるレム睡眠までの時間が短縮している

2.睡眠第1周期のレム密度が増加傾向にある

3.徐波睡眠が低下傾向にある

徐波睡眠とは、深い睡眠=ノンレム睡眠のなかでも、特に深い睡眠のことを指します。この結果から、うつ病の方は深い睡眠(ノンレム)が出にくくなり、浅い睡眠(レム)が増えるということがいえます。

「最近、よく眠れないな」とお悩みの方は、うつ病の黄色信号と考えてもよいかもしれません。

気になるようであれば、早めにお医者さんに相談しましょう。

【参考】
北九州市
e-ヘルスネット
滋賀医科大学

Photo by Travesty Photography

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