眠れないほどの暑さに使える「賢いエアコン利用術」とは?

Topics 2014年07月13日(日)

眠れないほどの暑さに使える「賢いエアコン利用術」とは?

エアコンの賢い利用法

今年も暑い夏がやってきました!

日中のうだるような暑さで疲労困憊する身体の回復には睡眠が欠かせません。ところが、就寝時になっても気温が下がらず「毎年この季節になると熟睡できない」という悩みを多く聞きます。そこで睡眠の質を高めるために利用したいのがエアコンです。今回はエアコンの賢い利用法を見ていくことにしましょう。

寝苦しい熱帯夜が増加している

日中の暑さを受けて、夜になっても気温が下がらない、いわゆる「熱帯夜」と呼ばれる日が、ここ数年増加しています。熱帯夜は気象庁の用語で「夜間の最低気温が摂氏25℃以上」のことを指します。就寝時になっても気温が下がらない暑い夜が続くと、睡眠が充分にとれず健康上の問題や生活への支障が生じてきます。さらに睡眠不足が続けば、生活習慣病のリスクが高まることが最近わかってきました。

寝室の温度は26℃、湿度は50%程度が理想

暑い夜でも質の良い睡眠をとるには、寝室の温度や湿度を適切に保つことがとても重要になってくるのです。

寝室の温度は夏場は26℃、湿度は50~60%が理想的といわれています。また、寝ているときの布団の中の環境、つまり自分の身体と布団との間にある空間の温度を「寝床内温度」というのですが、この値が33℃前後になっていれば、睡眠の質的低下は見られないと考えられています。これより低い湿度や高い湿度では、睡眠中に起きてしまう中途覚醒が増えて不安定な睡眠になることがわかっています。

エアコンを上手に利用して快適な睡眠空間を作る

このように夏場において快適な睡眠環境を作るのに上手に利用したいのがエアコンです。

寝室の気温が28℃、湿度70%以上になると、体調の悪い高齢者や乳幼児の場合、エアコンを使わずに眠ると熱中症になる危険性が高くなり、眠っている間は体温調節機能が低下することから死亡に至ることもあるようです。そこで、快適な睡眠空間を作る方法の一つとして、エアコンの温度を、就寝する30分ほど前から26℃程度に寝室の温度を下げておくことがポイントだといわれています。就寝時には若干設定温度を上げて、その後3時間程度でタイマーが切れるように設定しておけば、快適な室温が維持でき、朝まで快適に眠ることができるでしょう。

エアコンを上手に使って快適な睡眠をとり、暑い夏を元気に乗り切ってくださいね。

【参考】
・厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針 2014」
・樋口輝彦/不安・抑うつ臨床研究会 編著「睡眠障害−心地よい眠りを取り戻すために」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

体内時計クイズ ~あなたはどのくらい知っている?~

寝る直前に食べない方がよいのはなぜでしょうか?

正解はこちら
整えよう、体内時計。自然な眠りと朝の目覚め。体内時計.jp
ネムジム食堂