睡眠中に叫ぶのは単なる夢? それとも……

Food 2014年07月08日(火)

睡眠中に叫ぶのは単なる夢? それとも……

睡眠中に叫ぶ

中年になってからの、まるで起きているかのように叫ぶ大きな寝言や激しい寝返りは、重大な睡眠障害である場合があります。そうなる前に、良質な睡眠をとりましょう。睡眠の質が低下したと感じる時の必要な栄養分と、それを摂取するための食事のメニューをご紹介します。

睡眠中に叫ぶ寝言は危険な寝言?

あなたは、家族から「寝言が叫ぶような大声だよ」と注意されたことはありませんか? 本人が覚えていない睡眠中の寝言は、夢の中の出来事が現実化しているということだそうです。子どもの場合は、体の仕組みが未発達なために起こるので心配いりませんが、中高年になってこのような大きな寝言は要注意だそうです。

睡眠中に叫ぶ、激しく動く様子を家族に指摘されたら、次からは家族に起こしてもらいましょう。起こされたときに夢をはっきり覚えていて、もし自分の叫ぶ寝言や激しい動きの様子が夢と全く同じだったら医師の診断が必要かもしれません。

「睡眠中の危険な寝言・寝相」の原因は?

睡眠中は、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)が交互に訪れます。ノンレム睡眠中は、生きるための最低限の機能を残し脳は休息しますので、体は脳から指令が届けばいつでも動くアイドリング状態です。歯ぎしりや寝返りを打つのはこのときだそうです。

一方、レム睡眠中、脳は活発に動いていますが、このとき脳から体へと指令を出す脳幹のスイッチがOFFになっていますので叫ぶことはあり得ないのが普通です。夢を見るのは記憶の整理の副産物だそうです。もし夢の最中に叫ぶようなことがあれば、「レム睡眠行動障害」という病気で脳幹のスイッチに異常が現れているそうです。

近年、「レム睡眠行動障害」が「パーキンソン病」や「レビー小体型認知症」の前兆の可能性があることもわかってきたそうなので早期発見が重要です。

「レム睡眠行動障害」になる前に良質な睡眠習慣を!

「レム睡眠行動障害」は、睡眠不足や夜更かし、またはストレスで、良質な睡眠がとれずに慢性的に睡眠中のノンレム睡眠・レム睡眠のサイクルが狂ってしまって起こる可能性もあります。そうならないためにも早寝早起きと規則正しい食生活を送り、良質な睡眠習慣を心掛けましょう。

早寝早起きと食事だけでも良質な睡眠は保てるのです。睡眠にはメラトニンという睡眠ホルモンの確保が重要だそうなので、その材料がセロトニンであること、セロトニンの材料はトリプトファンという必須アミノ酸だということを知っておきましょう。質の良い睡眠には、トリプトファンを食事から摂取するのが大切だということですね。

トリプトファンを多く含む食材は、チーズ、たらこ、納豆、牛肉(赤身)です。豆腐にも少々含まれています。これらの食材を使ったメニューといえば日本の伝統的朝食(ご飯に納豆、明太子、豆腐のお味噌汁)が思い浮かびますね。

また、ホルモンを作るのは副腎なので、ストレスや慢性的睡眠不足で副腎に疲労が蓄積されるとメラトニンの分泌にも支障をきたす可能性も高いので、早寝早起き、規則正しい食生活に和朝食がいかに重要かおわかりでしょう!

【参考】
NHK総合テレビ「ためしてガッテン」あなたの知らない寝相 寝言・夢にひそむ病!
ヘルスリテラシー向上委員会「質の良い睡眠の作り方~食事編~」
不眠症のためのサプリメントおよび食品 安西英雄
(「睡眠障害の漢方治療とサプリメント」星和書店より一部抜粋)

Photo by epSos .de

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