脚の症状が引き起こす不眠

Topics 2014年07月07日(月)

脚の症状が引き起こす不眠

むずむず脚症候群

ストレス以外の不眠の様々な原因をご紹介します。

「むずむず脚症候群」は、ふくらはぎや太ももなど脚の深いところに違和感が発生します。ときには、腕や腹部に発生することもあります。

じっとしているとこみ上げてくるような不快感があり、脚などを動かさずにいられなくなります。動くと症状は軽くなりますがじっとすると不快感がぶり返すため、眠れません。

若い人より、中高年に発症しやすい傾向があります。

有病率は欧米人では5~10パーセントで、アジア人では1~3パーセントと、決してまれな症状ではありません。

男性の発症率を1とすると女性の発症率は1.5と女性に多く発症します。

原因は究明されていませんが、妊娠している女性や、関節リウマチの人、パーキンソン病の人、鉄欠乏性貧血の人、腎機能が悪い人によくみられます。

また、寝ているときだけではなく、椅子に座ってジッとしているときにも発症することがあります。

脚がピクンピクンと勝手に動く「周期性四肢運動障害」

むずむず脚症候群の50~80パーセントの人に合併するのが「周期性四肢運動障害」です。これは寝ているときに、脚がピクンピクンと蹴るような動きを勝手にしてしまう症状です。自分の意思で止めようとしても、止まりません。

これでは当然、安眠できないため、良質な睡眠をとれません。

「周期性四肢運動障害」では、激しい運動をすると症状が悪化する傾向があります。

この病気は、ドーパミンという神経伝達物質の機能が関係していると言われています。

寝る前のマッサージや、湿布薬の利用で症状が軽減されることがありますが、根本的な治療にはなりません。早急にお医者さんに相談して、対処しましょう。

睡眠の専門医は、不眠や、むずむず脚症候群や、周期性四肢運動障害を総合的に治療してくれます。我慢しないで、お医者さんに相談するようにしましょう。

●ふくらはぎや太ももなど脚の深いところに違和感が発生する「むずむず脚症候群」は不眠の原因

●むずむず脚症候群の50~80パーセントの人に合併する「周期性四肢運動障害」

【参考】
『誰でもスグできる睡眠障害で眠れない夜の不安をみるみる解消する200%の基本ワザ』東京医科大学教授医学博士/井上雄一著 日東書院
『睡眠と健康』宮崎総一郎/滋賀医科大学特任教授・佐藤尚武/滋賀短期大学学長
NHK出版

Photo by The 2th RoOm

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