受験生の睡眠時間と合否のナゾ? 寝る受験生はよく受かる?!

Work 2014年07月07日(月)

受験生の睡眠時間と合否のナゾ? 寝る受験生はよく受かる?!

photo by DAEllis

受験生の時、どれだけ睡眠時間を削って勉強したかを競い合ったことはありませんか? 寝る間も惜しんでいかに勉強したかで受験の合否が決まる……。そんな考え方は、きっとあなたの周りにもあったことでしょう。しかし、睡眠の本質的な役割が科学的に解明されてきている今、もはやこの考え方も時代遅れになってきているようです。

睡眠時間と合否の関係性

ひと昔前は「四当五落」という言葉がありました。これは、「四時間睡眠で受験勉強を頑張った者は合格するけれど、五時間も眠っている者は不合格になる」という意味です。どれだけ睡眠時間を削って勉強をしたかどうか、つまり、勉強時間の長さや勉強量が勝利への道だと思われてきたのです。

もちろん、一睡もしないで試験に臨むのはさすがにリスクが高いことは周知の事実です。睡眠はとりつつも、いかにぎりぎりまで削ることができたかが「四当五落」が意味するところのようです。けれど、睡眠時間を削って長時間勉強すればいいのかといえば、そうとは言い切れないようです。

記憶を定着させるためには、むしろ睡眠が必要

なぜなら、勉強して得た知識が頭の中で定着する過程には、睡眠がかかわっているといわれているからです。ノンレム睡眠と呼ばれる深い睡眠も、レム睡眠と呼ばれる浅い睡眠も、記憶したものを海馬と呼ばれる脳の部位に刷り込むために必要だといわれています。海馬とは、記憶を司るといわれている器官です。

実験では、記憶をきちんと定着させたいのであれば、ものを覚えた直後に睡眠をとるべきだという検証もされているようです。つまり、学習の効率を上げるためには、いかに多く勉強したかだけでなく、適度な睡眠をとって記憶を定着させたかにもかかってくるというわけです。

世界から見ても日本人の学生は眠らなさすぎる!

記憶を定着させるため、パフォーマンスを下げないために、どれだけ睡眠時間を削っていいのかは研究でもわかっていませんし、何しろ個人差があることだそうです。自分にとってもっとも効率的だと思われる睡眠時間や睡眠のとり方を探って見つけ出す必要がありそうですね。

しかしながら、日本における思春期の子どもたちは、世界的に見ても睡眠時間が少ないといわれています。大人の睡眠時間が少ないことから、それを見て育った子どもたちが真似をするのは仕方のないことですが、一日4時間程度の睡眠でも当たり前だというのは少々ずれている考え方のようです。なぜなら、オーストラリアの思春期の子どもたちは、9時間程度も眠っているそうだからです。

日本も、大人から子どもまで睡眠に対して正しい知識を持てるようになりたいものですね。

【参考】
日経ビジネス オンライン「『勉強と睡眠』の新常識」 川端裕人氏

Photo by  David A Ellis

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