朝食で体内時計リセット!良質な睡眠のために、必要な栄養素とは

Topics 2014年07月04日(金)

朝食で体内時計リセット!良質な睡眠のために、必要な栄養素とは

朝食と睡眠の関係

トリプトファンやカルシウムを意識した食事や、朝食から始まる一日のリズムを意識していくことで、不眠を解消しましょう。

睡眠に関係している栄養素は?

睡眠を司るホルモンのメラトニンを生成するためには、トリプトファンというアミノ酸の一種を摂取するように心がけたいものです。

食品の中でも、牛乳やチーズ、肉類、魚類、豆類などにトリプトファンは多く含まれています。

1日3食の食事で、肉類、魚類、豆類を通常の量で食べていれば、トリプトファンが足りなくなることはありません。

牛乳やチーズやヨーグルトなどの乳製品には、トリプトファンの他にも、精神をリラックスさせる効果がある栄養素である、カルシウムが含まれています。カルシウムによる精神安定との相乗効果で、乳製品は良い睡眠を導くと言われています。

また、良い睡眠のためには、食事をしっかりと摂ることが大切です。あるいは、食事の代わりに、お菓子やカップ麺などで空腹を満たしてしまうこともあまりよくありません。

偏食をしないで、バランスの良い食事を摂っていれば、トリプトファンもきちんと摂取できるでしょう。

夜の眠りへ影響を及ぼす“朝飯抜き”

とくに朝食を抜くと、脳に必要なブドウ糖などの栄養が足りなくなり、脳が起きない状態に陥るため、日中のぼんやり感が続く原因となります。

体内時計は、自分の意識でリセットできるものではありません。

朝の外光を浴びて、しっかりと目覚めることと、バランスのとれた朝食をとることで、しっかりと目覚めることが大切です。

日中のぼんやり感が続くと、仕事や学習への意欲が湧かないままその日を過ごすことになります。

そして夜を迎えても、ただぼんやりしたまま、寝つきが良くならない悪循環に陥ります。

これは日中の活動期と、睡眠という休息期にメリハリがなくなるためです。

きちんと起きなければ、きちんと活動できません。きちんと活動して、脳と体を適度に疲れさせないと、充実した睡眠もとれなくなるのです。

そのため、体内時計を朝にリセットすることが何より大切なのです。

良質な睡眠のためには、トリプトファンを意識した食事に目を向けることも大事ですが、朝食から1日を始める習慣は、生活のリズムを作るためにもっと大事だと言えるでしょう。

多忙で疲労が蓄積してしまい、出勤や登校などの朝の始まりのシーンでギリギリまで布団の中で過ごし、朝食を抜いて、あわてて会社や学校に向かうという生活は、じつはその日の夜の睡眠を阻害してしまうかもしれないのです。

不眠症の悪循環のスタートは、夜に始まるのではなく、朝に始まっているかもしれないのです。

寝つきが悪い、朝起きるのがつらいという悪循環は、1日に3回の食事をきちんと摂ることで、断ち切りたいものです。

●トリプトファンや、カルシウムを意識した食事を偏食しないで摂っていくことが必要

●特に朝ごはんを抜いてしまうと、翌夜の睡眠に響くので、1日3回の食事をきちんと摂ることが大切

【参考】
『専門医が教える毎日ぐっすり眠れる5つの習慣』
雨晴クリニック副院長/坪田聡著 三笠書房

【参考取材インタビュー】
『風メンタルクリニック本郷』
順天堂大学精神医学教室講師・風メンタルクリニック本郷院長 森大輔

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

体内時計クイズ ~あなたはどのくらい知っている?~

昼寝はなぜ20分程度がよいのでしょうか?

正解はこちら
整えよう、体内時計。自然な眠りと朝の目覚め。体内時計.jp
ネムジム食堂