あなたは大丈夫?覚えておきたい不眠と病気の意外なつながり その2:睡眠と糖尿病の関係

Topics 2014年06月22日(日)

あなたは大丈夫?覚えておきたい不眠と病気の意外なつながり その2:睡眠と糖尿病の関係

睡眠不足と糖尿病

睡眠不足によって、糖尿病になってしまう恐れが!“不眠と糖尿病の悪循環”を知っておこう。

ノルアドレナリンが血糖値を上げて、リスクが高まる!

睡眠不足になると、糖尿病のリスクが高まるとの報告があります。

まず睡眠不足だと、日中に無理に覚醒して活動をしようとするため、神経を興奮させる働きのあるノルアドレナリンが脳内に多く分泌されます。

ノルアドレナリンは、血糖値を上昇させる働きがあるため、これだけでも糖尿病のリスクは高くなります。

ストレスでコルチゾールが多くなるので、さらにリスクが高まる!

また、不眠でストレスが溜まると、体内で生成される副腎皮質ホルモン(ステロイド)の一種であるコルチゾールが多く分泌されます。

コルチゾールは炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝を抑制する働きをします。これらの栄養素をエネルギーに変えることなく、体内に糖質や脂肪として蓄積する、つまり肥満になる方向に働いてしまうのです。

加えて、コルチゾールの大量分泌は、血糖値を下げる働きを阻害してしまいます。常に血糖値が高い状態が続き、糖尿病を慢性化させてしまうのです。

ストレス関連ホルモンがインスリンを抑えてしまい、加えてリスクが高まる!

コルチゾールの前段階の物質であるコルチゾンとアドレナリンは人体がストレスにさらされたときに反応して放出される主なホルモンです。ストレス関連ホルモンと総称されます。

日中のストレスに加えて、不眠というストレスも加わり、脳も肉体も常にストレスにさらされると、こうしたストレス関連ホルモンが必要以上に分泌、放出されます。

ストレス関連ホルモンは、膵臓のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種であり、血糖値を下げる働きをするインスリンの分泌を抑えてしまい、糖尿病へのリスクはますます高まります。

不眠と糖尿病の悪循環

また糖尿病になると、喉の渇きを覚えやすくなり、夜中に何回も水分を補給しようと起きてしまうため、不眠症も悪化させてしまうという悪循環に陥ります。

不眠症と糖尿病、両方の病気が相互に影響し合って、悪化してしまうのです。

●睡眠不足のときに多く分泌されるノルアドレナリンに、血糖値を上昇させる働きがある

●不眠のストレスで多く分泌されるコルチゾールや、ストレス関連ホルモンによって、血糖値を下げる働きが抑えられてしまう

●不眠症と糖尿病が相互に影響し合う、悪循環に陥る可能性がある。

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