睡眠学習の効果をより高める食生活とは?

Food 2014年06月19日(木)

睡眠学習の効果をより高める食生活とは?

睡眠学習の効果を高める食事

睡眠と記憶は独立した神経回路で制御されていることを熊本大学発生医学研究所が発表しました。レム睡眠では脳はしっかりと起きていますが、筋肉や感覚器は休息している状態で、ノンレム睡眠は脳と筋肉や感覚器が休息している状態です。

記憶と睡眠の関係

記憶には “覚える機能”と、運動が上手くなるなどの“手続き記憶”の2種類のはたらきがあります。脳のメカニズムはいまだ未知の部分も多いそうですが、脳の情報処理状態は無制限ではないので、重要な記憶を取捨選択しなければなりません。

記憶の引き出しがあるとしたら、重要な記憶は引き出しの手前に、あまり必要でない記憶は引き出しの奥深くにと整理整頓しておかないと、いざという時に取り出せないというわけですね。

この記憶の整理は睡眠中に行われるそうです。眠っている間に記憶の神経細胞を繋ぎ直して、必要な記憶を素早く取り出せるようにしていると考えられているそうです。これが、いわゆる脳のメンテナンスですね。実際に睡眠によって知能テストの成績が良くなるという報告もあるそうですよ。

睡眠学習の学習効果の期待値が上がった?

熊本大学発生医学研究所が、ショウジョウバエの実験で、脳内で“睡眠”と“学習”がまったく機能の独立した神経回路で制御されている事を発表したそうです。脳内の記憶の伝達物質であるドーパミンが記憶を制御する部位に働きかけても睡眠を妨害しないことがわかったので、睡眠学習の効果の証明に繋がる画期的な実験結果です。

記憶は良質な睡眠によって一層効果が高まることは証明されているわけですから、睡眠学習の効果があったとしても、前提としては良質な睡眠下でないと効果は薄いといえるでしょう。

睡眠学習を効果的にするためには?

良質な睡眠のためには、朝早く起きて太陽の光を浴び、朝食をしっかりとる習慣をつけ、1日3食の規則正しい生活と適度な運動による早寝早起きが秘訣だといわれています。しかし、食事に関しては食べ過ぎや間食や夜食は要注意です。

食べ過ぎや間食や夜食は、肥満への入り口となり、肥満になれば運動が億劫になってしまいます。そのため一層肥満になってしまう悪循環に陥ってしまいます。子どもの肥満の場合は、より注意が必要で、やる気のない子どもになってしまうなど悪影響がでてきます。夜更かしの習慣も、体調不良や運動不足、成績の低迷にも繋がります。

テレビゲームなどの普及で子どもたちの運動不足が危ぶまれている中、さらに携帯電話・携帯ゲーム機などによる夜更かしも懸念されています。これでは、寝不足で睡眠学習の効果どころではありません。睡眠不足が続くと不眠症を引き起こす恐れがあり、体調不良だけでなく精神の異常をきたすリスクさえあります。

せっかく睡眠学習の効果が解明されつつあるのですから、その効果を発揮するために、規則正しい食事と適度な運動が何より大切だということが判明したともいえるでしょう。

 

【参考】
・日本経済新聞「『睡眠学習』できるかも? 熊本大、脳の仕組み解明」
・睡眠医学の部屋「不眠症」
・ワオ・コーポレーション「なぜ人は眠るのか、夢はなぜ見るのか、謎だらけの睡眠の正体に最新科学で迫る(金沢大学 桜井武教授)」
・新潟市医師会「子どもは『食う』『寝る』『遊ぶ』」

 

Photo by bugeaters

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