画面を閉じて寝る前に知っておきたい睡眠サイクルのしくみ その3:レム睡眠のヒミツ

Topics 2014年06月18日(水)

画面を閉じて寝る前に知っておきたい睡眠サイクルのしくみ その3:レム睡眠のヒミツ

レム睡眠について

記憶のためにはノンレム睡眠が重要!勉強や仕事、スポーツにも大切なレム睡眠について、知ってみよう。

“急速眼球運動”を伴うREM睡眠

レム睡眠は、ノンレム睡眠が終わったあとに現れる睡眠状態です。ノンレム睡眠+レム睡眠で、1セットの睡眠サイクルとなります。寝ている時間の8割が深い眠りであるノンレム睡眠で、浅い眠りであるレム睡眠は残りの2割にあたります。

英語ではRapid Eye Movement Sleepと言います。この省略形でREM睡眠と呼んでいるのです。その名の通りに急速眼球運動(瞼が閉じられたまま、眼球がせわしなく動いていること)を伴う睡眠のことです。浅い眠りの状態で、眼球運動が起こるのは、脳が覚醒時と同じように活発に活動しているからです。

レム睡眠が大脳に記憶をしっかりと定着させる

レム睡眠の時には、脳の海馬にためられた記憶が、大脳に送られ、記憶として定着しているのです。脳は眠る前に起きた出来事を、海馬に蓄積します。海馬は覚えやすく忘れやすい記憶装置です。一方、大脳は覚えにくく、忘れにくい記憶装置です。勉強したことや、仕事で起きたこと、語学の習得、音楽のテクニック、スポーツでの身体の動かし方などの日常の記憶は、すぐに大脳が覚えてくれるわけではないのです。海馬というメモリーに一時的に記録されて、レム睡眠に入ったときに、必要な情報を選別して、大脳に記録していくのです。

その作業のためにレム睡眠では、脳が活発に活動しているわけです。

良質な睡眠で、きちんとレム睡眠をとらないと、記憶が定着しないため、勉強、スポーツ、趣味や仕事に必要なスキルが身につかないことになります。

夢を見たり、「金縛り」に遭うのはレム睡眠のとき

筋肉は弛緩して、肉体的な疲労を消し去っているのも、レム睡眠のときです。一方、脳が活発に活動しているので、夢を見やすく、レム睡眠のときに見た夢は、起きてからも覚えていることが多くなります。いわゆる「金縛り」に遭うのはレム睡眠のときと考えられています。脳が活動しているにも関わらず、筋肉には力が入っていない状態ですから、このときに覚醒してしまうと、身体は動かせないのに、夢の原理で、声が聞こえたり、幽霊を見たりしてしまうのです。

また、レム睡眠は、熟睡状態ではありません。浅い眠りの状態です。夜中にトイレに起きるのは、たいていが眠りの浅いレム睡眠時です。

ですから、レム睡眠の状態のときに目覚めると、すっきりと起きられます。

●眠っている時間の2割を占めるレム睡眠のときには、脳が活発に動いている。

●レム睡眠が、脳の海馬にある記憶を大脳に送り、記憶を定着させる。

●夢を見る、すっきりと目覚めることができるのは、レム睡眠のとき。

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