眠りのメカニズムと深く関わっている「睡眠物質」とは何か!?

Medical 2014年06月13日(金)

眠りのメカニズムと深く関わっている「睡眠物質」とは何か!?

眠りのメカニズムと睡眠物質

人が眠くなるには、もちろん理由があります。「最近、よく眠れない、寝つけない」という方はぜひ、そのメカニズムを一緒に勉強してみましょう。 睡眠物質がどのような働きをしてくれているかを知ることで快適な睡眠ライフを手に入れられるかもしれません。

人間の「眠りが起こるメカニズム」とは?

聞きなれない「睡眠物質」という言葉。これは一体何なのでしょうか? 寝るときに体内でつくられる物質なのか、それとも寝るために体が必要とする物質なのか、果たしてその真相は……? 今回は睡眠物質について一緒に学んでみましょう!

睡眠物質とは「眠りを引き起こす物質」であり、私たちの体内のあらゆる場所に存在し、その種類は数十種類とも言われているそうです。起きている時間が長くなると眠気が生じるのは、この睡眠物質がだんだん体内に蓄積してくるからだそう。

人間の「眠りが起こるメカニズム」って、知れば知るほど「よくできてるなぁ!」と思わず感心してしまいませんか!?

「睡眠物質」はどのような働きをしている?

睡眠物質には具体的にどのようなものが存在するのでしょうか? 1つに「ウリジン」というものがあります。これはGABA(ギャバ)=抑制性神経伝達物質の働きを助けるもので、この物質により抑制作用が高まることで眠気が促されると考えられています。

一方、「酸化型グルタチオン」と呼ばれる睡眠物質は、グルタメート=興奮性神経伝達物質の働きを抑制すると言われており、興奮状態を鎮めることで眠くなるというわけです。

前者は抑制作用を高め、後者は興奮作用を鎮める。このように2つの物質が補い合うように働くことが特徴です。なんだかとても良い関係(!?)ですよね、この2つの物質!

深部体温が1度下がると眠気が生じる!

「メラトニン」という物質も睡眠物質の1つで、これは体温・脈拍・血圧を上手に低下させることで、自然な眠りを誘う作用があると言われています。このメラトニンの分泌量は加齢とともに低下してしまうので、子どもと比べて成人のほうが必要な睡眠時間が短くなる、ということだそうです。思わず納得ですね。

最後に快眠プチ情報を少々。人間は「体の深部体温が1度下がった時に眠くなる」と考えられているので、夕食はできるだけ温かいものをとり、お風呂にしっかりと入り、軽くストレッチなどをして体温を上げるように心がけると、スッと体温が下がるので眠りやすくなるそうです。「最近、よく眠れない」という方はぜひ一度お試しあれ!

 

【参考】
(一社)日本睡眠総合検診協会
田谷医院

 

Photo by chadawg24

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