睡眠の悩みは不眠だけじゃない! 過食症とも深~い関連が?

Topics 2014年06月09日(月)

睡眠の悩みは不眠だけじゃない! 過食症とも深~い関連が?

睡眠関連摂食障害

朝、起きたら昨晩食べた記憶のないカップ麺の空容器やスナック菓子の袋だけが散乱している……。それは、もしかすると「睡眠関連摂食障害」かもしれません。この病気には、さまざまな危険があるので早めにお医者さんの診断を!

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最近、ダイエットしているのに寝て起きるだけで体重が増えている! こんなことは普通に考えればあり得ない話なのですが、でも実際にあるんです、これが……。

人間は寝ているだけでもカロリーを使うので、まったく辻褄の合わない話ですよね? 一体なぜ、このようなことが起きるのでしょうか?

答えは簡単。それは寝ているうちに食べているからなんです。信じられないかもしれませんが、これは過去に睡眠医学界を騒がせたれっきとした病気で、名前は「睡眠関連摂食障害(SRED:スレッド)」というもの。この言葉を初めて聞く方は多いと思いますが、簡単にいえば、「過食症が睡眠時に現れるもの」という病気なんです。

なぜ睡眠中に過食が起こるのか?

これにはさまざまな理由が考えられますが、主に(1)寝ぼけていた、(2)体内のリズムが乱れていた、(3)ダイエットによるストレス、(4)睡眠薬を飲み過ぎたなどが挙げられています。

この病気の具体的な症状は「睡眠状態のまま食べる」というもので、スナック菓子や甘い物のようなすぐにつまめるものから、カップ麺やパスタなどの簡単な調理が必要なものまで食べてしまうということです。

さらに、無意識のうちにコンビニに行って食べ物を買っていたというケースもあるようなので、事故にあうリスクも考えられる、決して笑っておしまいにはできない病気なのです。

現代をあらわす病気「睡眠関連摂食障害」

「ダイエットによるストレス」が原因の場合は、食欲が満たされない状態のまま寝床に入ることで引き起こされると考えられています。

また、20代後半~30代の女性が中心と言われている「寝ぼけていた」ことが原因の場合は、寝不足や生活リズムの乱れが根本にあると考えられており、これは女性の社会進出など、まさに現代社会の形がわかりやすくあらわれた病気と言えるかもしれません。

「睡眠関連摂食障害」は1990年代に診断基準ができたという比較的新しい病気のため、現在、確立した治療法は存在していないとのことです。そのため、自分で勝手な判断をせずに、夜中に何かを食べた形跡などがあった場合は早めに医師に診てもらうことが肝心と言えるかもしれませんね。

 

【参考】
AERA(朝日新聞)
福本認知脳神経内科

 

Photo by Eric.Parker

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