午前・午後の眠気 居眠り事故発生時間は睡眠リズムに関係あり!

Work 2014年06月07日(土)

午前・午後の眠気 居眠り事故発生時間は睡眠リズムに関係あり!

車の運転

居眠り運転による事故は絶えませんが、主な原因は睡眠不足と生体リズムにあるといわれています。ちょうど早朝と午後に強くなる眠気が、居眠り運転へとつながっているそうです。防止策としては、睡眠のメカニズムを知って居眠りが起こりやすい時間帯に特に注意することが肝心です。

多発する居眠り事故の発生時刻

居眠り事故の発生率と事故が起きた時刻との関係を調査した結果、通常の運転事故と比べて、交通量の少ない時間帯に多発していることがわかっています。居眠り運転のピークは二つあり、一つは夜半から早朝にかけて、もう一つは午後2~4時にかけての時間帯です。

また、日本だけでなく、英国、イタリア、米国においても同じような結果が報告されているそうです。米国の報告によれば、午前2~7時と、午後2~5時に発生した交通事故の数は、41.6%を占めているとのこと。どうやら、この二つの時間帯というのは、居眠り事故が発生しやすい時間帯だといえそうです。

午前と午後の事故が多発する時刻と眠気の関係とは?

なぜこの午前と午後の二つの時間帯に居眠りが多発しているのでしょうか。その答えの一つとして、人間の生体リズムに関係しているという説があります。生体リズムには、24時間リズム、12時間リズム、2時間リズムがあり、それぞれ眠気が起きるタイミングが決まっていると考えられています。

例えば、24時間リズムには人間の体温リズムがあります。人は、体温が低下するにつれて眠気も増大するようになっているので、一日のうちでもっとも体温が低下する早朝3時~5時頃というのは、眠気がもっとも強いことから、居眠り事故が多発しているということですね。

では、午後2~4時に居眠り事故が多発するのはどういう理由なのでしょうか。昼食をとることや昼食の内容に関係していることもあるようですが、実際は、睡眠時間が足りていても、午後には眠くなるような生体リズムがあることがわかっています。

居眠り事故の予防と対策

居眠り事故を予防するには、普段から十分に睡眠をとって、睡眠不足を蓄積しないようにすることが大事です。その上で、居眠り事故が起きやすい時間帯には、特に注意することが重要です。自分の眠気に気づいたらすぐに運転を中止するなどして何らかの対処をしましょう。

具体的には、仮眠をとった後、30分程度経って十分に覚醒したと思ってから運転を再開したり、眠気を覚ますために、明るい光を浴びたり、興奮するような音楽を聞いたり、冷風を当てる・水での洗顔などの感覚刺激を体に与えたりするのがいいといわれています。

仕事中の居眠りは運転だけでなく、産業事故や医療事故にも発展する重大な問題です。

仕事中の眠気対策は、誰もが他人事ではないのではないでしょうか?

【参考】
国際交通安全学会「居眠り運転発生の生理的メカニズム」

Photo by Thomas Anderson

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