肝臓と睡眠の見逃せない関係とは!? 脂肪肝のリスクを解明する

Medical 2014年06月05日(木)

肝臓と睡眠の見逃せない関係とは!? 脂肪肝のリスクを解明する

睡眠と脂肪肝のリスクアイキャッチ

みなさん! 睡眠時間を適切にとれていないと、翌日にただボーっとするだけではすまないようですよ! 睡眠時間は肝臓にも大きな影響を与えているのだとか……。深刻な病気になる前に睡眠との関係を一緒に学びましょう!

肝臓といえば、やっぱりアルコールじゃないの?

「肝臓の疾患」というと、アルコールがすぐに頭に浮かぶかもしれません。しかし、最近の研究では「睡眠」も深く関わっていることが判明したそうです。素人目にはまったく関係なさそうに見える睡眠と肝臓。今回は、その関係についていろいろと調べてみました!

さて、みなさんの睡眠時間は平均で何時間ぐらいでしょうか? というのは、6時間以下、または9時間以上の人は「脂肪肝」の有病率が高いと言われているのだそうです。脂肪肝とは、脂肪が肝臓に蓄積しすぎている状態のこと。一体どういうことなのでしょうか?

睡眠時間と肝臓の関係を探る!

睡眠時間が6時間以内という方が、なぜ脂肪肝になりやすいかと言うと、食欲が増大してしまうからだそうです。睡眠時間が短いと、グレリンという食欲増進ホルモンが増え、逆にレプチンと呼ばれる食欲抑制ホルモンは減ると言われています。結果的に平常時より食欲が増して脂肪肝になりやすくなる、というわけですね。

一方で、睡眠時間が9時間以上という方。この方たちが脂肪肝になりやすいと考えられる理由はまったく異なります。それはズバリ、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの睡眠障害との関係。SASの患者さんは夜間、肝臓での脂肪酸化が不十分な状態になりやすくなるため、その結果、脂肪肝になりやすいと考えられているのです。

脂肪肝が進行すると……

さらに、脂肪肝などの肝障害が進行すると肝硬変になるリスクもあると言われています。肝硬変とは線維(タンパク質)が肝臓全体に拡がった状態で、肝臓が岩のように硬くなってしまう病気です。

肝硬変の患者さんにとっても「睡眠」はまた違った意味で重要で、たとえば肝硬変の患者さんが夜から朝まで12時間睡眠を続けてとった場合(つまり、その間は何も食べていない)、健常者が約3日間も絶食したのと同レベルの飢餓状態になってしまうと言われているそうです。

以上のように、睡眠時間は肝臓に大きな影響を与えていることがわかりました。みなさんも適切な睡眠時間を確保して、健康的な生活を送るようにしましょうね!

 

【参考】
慶應義塾大学
朝倉医師会病院
日本消化器病学会
肝炎情報センター

 

Photo by __april

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