睡眠で脳(アタマ)スッキリは本当だった!

Lifestyle 2014年06月01日(日)

睡眠で脳(アタマ)スッキリは本当だった!

睡眠で脳(アタマ)スッキリアイキャッチ

「あ~、スッキリした!」と気持ちよく目覚める。そんなふうに毎朝がむかえられたら幸せですよね。短時間のうたたねでも「頭がクリアになっている!」って感じたこともあるのではないでしょうか。経験で知っているこの事実が科学的にも実証されたようです。

睡眠の大切な役割が発見された。それは「家事」ってどういうこと?

「眠り」は私たちにとって身近なことですがまだ解明されていないことも多いといいます。

今までにわかっている睡眠の大事な役割には、日中に覚えた記憶や学んだことを定着させるということがあります。でも、他にも眠らないといけない理由がないかということが、世界中で研究されているのです。

そしてアメリカ、ニューヨークにあるロチェスター大学などによる研究チームもまた、睡眠の役割について実証することに成功したと、アメリカの科学雑誌サイエンスの電子版で発表しました。「housework(家事)」をすることも眠りの役割であるというのです。いったいどういう意味なのでしょうか?

睡眠中には脳内でデトックスが行われている

脳が行う家事、それは「掃除」です。デトックスという言葉を聞いたことがあると思います。人体には体内にたまった毒素を排出するリンパ管がめぐっていますが脳にはリンパが流れていません。脳には独自のデトックス機能があることを発見したのがロチェスター大学医療センターのメイケン・ネダーガード博士です。

博士は今回、睡眠中に脳内では老廃物を排出、つまり掃除していることをつきとめたのです。博士によれば、脳は起きているときと眠っているときでは異なる機能をしているといいます。起きているときには知覚し、睡眠中はクリーニングをしているというのです。

脳内の限られたエネルギーで、2つのことを同時にするのは難しいことを説明するのに、博士はホームパーティに例えています。「ゲストをもてなすことと家を掃除すること、同時にできたらいいけれどそれって不可能なこと」だと。具体的には、マウスが寝ているときと起きているときの脳内の体液の流れを調べることでこのことが証明されました。

実験で、睡眠時には脳細胞が収縮しその分多くの体液が流れることで、脳内洗浄が効率的に行われている仕組みがわかったのです。さらにアルツハイマー病に関係していると目される、たんぱく質アミロイドベータといった老廃物が睡眠中に多く取り除かれていることも判明しました。

脳内のクリーニングが「アタマスッキリ」の理由だった?

つまり、睡眠中には脳内がお掃除モードに切り替わるということです。このことはアルツハイマー病やパーキンソン病といった脳細胞にダメージを与える症状の治療にも役立つ可能性が期待されるものですが、私たちが日ごろ感じる、朝起きて「頭がスッキリ冴えている」といった感覚をも実証していると言えます。

私たちが寝ている間、脳内では掃除が行われていたのですね。部屋やデスク周りの掃除を考えても、毎日の掃除が気持ちの良い環境を作ることにとって大切なのはイメージしやすいのではないでしょうか。睡眠の大きな役割が新たに発見されたことを機に、睡眠時間をとる大切さを再認識してみてください。

【参考】
朝日新聞「睡眠が脳の老廃物を掃除 米ロチェスター大など解明」
BBC NEWS Health「Sleep ‘cleans’ the brain of toxins」
Sleep Drives Metabolite Clearance from the Adult Brain

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