アトピーの症状緩和にも睡眠が一役買っているって本当?

Health & Beauty 2014年06月01日(日)

アトピーの症状緩和にも睡眠が一役買っているって本当?

睡眠とアトピーアイキャッチ

つらいかゆみが伴うアトピー性皮膚炎。疾患を持つ本人はもちろん、アトピーの子をもつご両親も折にふれて心苦しい思いをしているのではないでしょうか。治療法はさまざまありますが、睡眠も症状を緩和してくれるかもしれません。

寝るのもつらい……かゆみが特徴のアトピーの症状

日本人の3割が何らかのアレルギーを持っていると言われています。そのうち、アトピー性皮膚炎の特徴的な症状は、慢性的な肌のかゆみを伴う湿疹です。朝晩かまわず襲ってくるかゆみで寝不足……というつらいサイクルは、アトピーの人なら味わったことがあるのではないでしょうか。

アトピーの治療は、大きく3つあります。まずは、アレルギーの原因を防ぐこと。それは食物やハウスダスト、汗など人によってさまざまなので原因をつきとめたうえで対処していくことになります。

アトピーのかゆみや炎症を抑える副腎皮質ホルモン

アトピー治療に使われる薬には保湿するだけのものもありますが、つらいときの症状を抑えるものとして処方されるのが「ステロイド外用薬」です。今現在では最も有効な薬剤とされており、アトピーの方、アトピーの子を持つ方はよくご存知のことと思います。

このステロイド剤で実際にかゆみや炎症などの過剰なアレルギー反応を調整する働きをするのが「副腎皮質ホルモン」という物質です。この薬には人工的に作られた副腎皮質ホルモンが含まれていますが、人体には、アレルギー反応を抑える機能がもともと備わっていて、副腎皮質ホルモンも体内で作られるホルモンなのです。

適量の副腎皮質ホルモンが分泌されるためには、睡眠が大いに関わっています。なぜかというと、副腎皮質ホルモンは睡眠中に分泌されるものだからです。

アトピーのかゆみ抑制と睡眠との関係とは?

眠りには深い睡眠と浅い睡眠とがありますが、深い眠りのときには成長ホルモンが、浅い眠りの時に副腎皮質ホルモンが分泌されます。この2つの睡眠をきちんととることが、とくに成長期の子どもには大切になるのですが、大人でもホルモンが分泌されるためには睡眠のリズムを整えることが重要なのです。

アトピー性皮膚炎は症状が悪化すると、かゆみで夜眠れなくなり、睡眠不足になることもあります。 しかし、きちんと睡眠をとることができれば、過剰なアレルギー反応を抑えて症状を回復させ、皮膚のかゆみ軽減を期待することができるのです。

「眠れないほどつらいのに眠ることをオススメするなんて」と思われるかもしれません。でもほかのケアと並行しつつ、睡眠がアトピー改善にも影響していることを知り、良質な睡眠がとれるように心がけることで、面倒なスキンケアや人工的な薬の量を減らせるようになるかもしれません。快適な睡眠環境を意識してとりいれてみてはいかがでしょうか。

【参考】
アレルギー情報センター アトピー性皮膚炎ガイドライン
あとぴナビ

Photo by by:helgasms!

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