いい睡眠が取れない原因は体温にあった!?

Medical 2014年05月21日(水)

いい睡眠が取れない原因は体温にあった!?

睡眠と体温の関係アイキャッチ

寝つきが悪いのは体温が原因かも!?

あなたは、手足が冷たくて眠れなかったという経験はありませんか? なんとなく、感覚として体温と睡眠は関係があるように感じますよね。でも、実際どんなふうに関係しているのか、はっきりと認識はしていないのではないでしょうか。

この体温と睡眠の関係を考えるとき、いちばんわかりやすいのが、赤ちゃんが眠りに入るときの例です。赤ちゃんは、眠る前に手足がとても熱くなります。そのせいで布団を蹴飛ばすことすらあります。実はこれ、眠る前に体温調節を行っている証拠なのです。

このように、人は自然と眠りにつく前にもっとも眠りやすい体温に調節していくため、普段から冷え性などで体温調節がうまくいっていない人は、睡眠になんらかの支障が出てしまいます。

人間に本来備わる、睡眠の体温調節機能とは?

睡眠の質を高め、スムーズに眠りに入ることができるか否かを決める一つの要因として、眠る前の体温が関係しているといわれています。

人は眠るとき、身体や脳を休息させるために、体温を下げて代謝が低い状態にします。身体の温度を下げることで、自ら眠りにつきやすくしているのです。

人の脳は、動物の脳よりも大きく、高度な機能を持ち合わせています。昼間フル活動して疲れ切った脳を、夜は睡眠によってしっかりと休ませる必要があります。そこで、脳の温度を下げて眠りに入りやすくしているのです。下げる温度は個人差がありますが、1.5~2度ほどだといわれています。

眠りに入る前の赤ちゃんの手足がぽかぽかになるのは、体内の熱を外へ逃がしているから。熱を発散させることで身体の深部体温を下げ、眠りモードへ入っていくのです。これが人間に本来備わる、眠りに入る際の体温調節機能です。

体温とうまく付き合って、質の良い睡眠を手に入れよう!

夜は自然と体温が下がりますが、眠る前に下がった体温は、眠りに入ることで、さらに深くぐんと下がっていきます。特に深い眠りであるノンレム睡眠では、体温の低下がより大きくなります。

この入眠から睡眠にかけての一連の体温低下の流れが想定できると、より質の良い睡眠をとるためのいろいろな工夫ができるでしょう。例えば、冬でもあまり暖かすぎる部屋に寝てしまうと、身体の深部体温が下がりにくくなってしまうため、眠りが浅くなるといわれています。つまり、眠った後には、少し室内の温度が低くなるようにしておくと、深い眠りが得られやすくなるのです。

また、寝る1時間ほど前に、38~40度のぬるま湯に10~20分程度浸かるなどして、身体を軽く温めるのもおすすめです。末梢の血管が拡張することによって、手足の熱拡散がより促され、体温が下がりやすくなります。こうして深い眠りにつく準備が整うというわけです。ただし、お風呂がいいからといって42°以上の熱いお湯で身体を温めすぎると、逆に深部体温が上がってしまい、眠りにくくなったり、睡眠が浅くなったりしてしまうので気をつけましょう。実際に何回か試してみて、心地よい温度を探してみるといいかもしれません。

体温とうまく付き合うことで、質の良い睡眠を手に入れたいものですね!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

体内時計クイズ ~あなたはどのくらい知っている?~

夕方に軽い運動をするのはなぜよいのでしょうか?

正解はこちら
整えよう、体内時計。自然な眠りと朝の目覚め。体内時計.jp
ネムジム食堂