働くママの復帰を阻む産後うつとは?

Work 2014年05月14日(水)

働くママの復帰を阻む産後うつとは?

産後うつアイキャッチ

睡眠不足が招くうつ、心のサインを見逃さないで

「お父さん、最近眠れてる?」

「2週間以上続く不眠はうつのサインかも」

これは、2010年から、内閣府が自殺を予防するための一つの取り組みとしておこなっている「睡眠キャンペーン」のコピーの一部です。

「早期に睡眠障害を治しておけば、うつ病になるリスクが減り、それに伴い自殺者も減る」と考えた政府の策が功を奏したのか、2012年には全国の自殺者は15年ぶりに3万人を下回りました。

うつ病患者の多くに見られる不眠症状は、次のようなものがあります。

「寝つきがわるく夜中に何度も目を覚ます」「朝早く目が覚める」「昼間は忙しくしているのに、昼寝や居眠りもできない」

一般的に夜しっかり眠れていない、睡眠時間が短すぎると日中に強い眠気に襲われます。しかし、うつ病の人にはそういう傾向があまり見られません。だから、「眠れない」と悩み、ますます精神的なダメージが大きくなって、気持ちの切り替えができずにうつ病の症状が悪化してしまうのです。

若い頃の眠りの質が中高年のうつ病を招く

20代の頃に何らかの睡眠の問題を抱えた人が、40代を迎えた頃にうつ病を発症しやすいとの研究報告があります。うつ病は中高年の問題と考えられがちですが、発症の芽はすでに10年以上前からあったと考えられるのです。

良質な睡眠がとれる10代、20代の頃は睡眠を大事にせず、意味もなく徹夜をしたり、だらだらと質の高い睡眠を続けてしまいがちです。これはお金の使い方に似ています。お金をたくさん持っているときは、お金をあまり大切にせず、なくなると節約してなんとかお金を貯めようとして、ようやく有難みが身に染みてわかることってありませんか?

20代で眠れていないと必ず40代でうつ病になると決めつけるのは早計ですが、できるだけ早い時期に質の高い眠りを実践できるよう心掛けることが大切です。

産後うつを防ぐ快眠習慣とは?

最近では産後うつの女性が職場復帰に悩んでいるという問題があります。

妊娠期には、睡眠が変化して寝つきが悪くなり途中で目覚めやすくなるのですが、この妊娠期間中の睡眠が乱れるほど、出産後の赤ちゃんに対して愛着がわきにくくなってしまうということが明らかにされています。

また、出産後は赤ちゃんに頻繁に起こされるので、お母さんの睡眠サイクルは乱れてしまいます。このように、お母さん自身がひどい睡眠不足に陥ると、産後うつのリスクが高まることになります。妊娠中に、睡眠を整える技法を身に付けることで、夜中に起こされてもおむつ交換などを手際よく行い、なんとか睡眠を確保することができます。

最近では、福利厚生の視点から女性の速やかな職場復帰の実現を重視し、妊娠期の睡眠のケアを検討する企業も増えているとのこと。できるだけ早いタイミングで睡眠サイクルを整え、スムーズな職場復帰を目指しましょう。

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