子どもの睡眠時間には、親のライフスタイルが影響していた!

Lifestyle 2014年05月13日(火)

子どもの睡眠時間には、親のライフスタイルが影響していた!

子どもに影響を与える親のライフスタイルアイキャッチ

21時前に寝る子どもが「5人に1人以下」しかいないという現実

「今の若い者は……」とは、昔から言われ続けている常套句の1つですが、確実に今と昔を比べてみて変わっていることがあります。それは「子どもの睡眠時間」。日本は「世界屈指の寝不足大国」といわれていますが、それは何も大人に限った話ではありません。

日本小児保健協会が1980年/1990年/2000年に子どもを対象として行った調査によると、22時以降に眠る子どもの割合が増えていて、子どもの生活が「夜型」になっている、ということがわかりました。また、厚生労働省が4万人以上の子どもを対象に行った調査でも「21時前に就寝する子どもは5人に1人以下」しかいなかったのです。

これはもちろん、子どもだけの責任ではなく、母親の就業および残業時間の増加など、親のライフスタイルが大きく影響していることは間違いありません。

子どもの睡眠時間減少は何を引き起こすのか?

子どもの睡眠時間が減少すると、どういうことが起こりうるのでしょうか? 現在すでにわかっていることは、(1)脳に悪影響を与える可能性がある、(2)学校を中途退学する原因になりうる、(3)リズム障害などの睡眠障害を引き起こす恐れがある、という3点です。

(1)脳に悪影響を与える可能性

東北大学が5~18歳の子どもを対象に行った調査では、睡眠時間の短い子どもの方が長い子どもに比べて「海馬が小さい」という事実がわかりました。これはどういうことかというと、将来、アルツハイマー病などになるリスクを高める恐れがあるということを意味しています。

(2)学校を中途退学する原因

「都立高校中途退学者等追跡調査」(東京都発表)によると、中退の原因に「生活リズムの乱れ」という回答が多数あったことがわかりました。

子どもの睡眠障害を見逃さない!

そして、もっとも深刻なものが(3)の睡眠障害です。「リズム障害」もその1つで、これは夜更かしなどが原因となって体のリズムが乱れ、その結果、昼間も強烈な眠気に襲われるなど、社会生活にも大きな支障をきたす可能性があるものです。

このようなことにならないためにも、各年齢の子どもに必要な睡眠時間の目安を以下に記載いたしますので、この機会にぜひ一度お子さんの睡眠時間をチェックしてみてください。

3歳まで 12~14時間

未就学児 11~13時間

小学生  10~11時間

中学生  8~9時間

大人   7~9時間

この時間と大幅にずれている場合は、改善の余地があるといえるでしょう。子どもにも大人と同様にリズム障害のほか、「睡眠時無呼吸症候群」など、さまざまな睡眠障害が起こる可能性もあります。子どもの睡眠に1カ月以上、何かしらの異常がみられる場合には、お医者さんへ相談することをおすすめいたします。

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