ホットミルクを寝る前に飲むと良く眠れる常識はどこから?

Food 2014年05月09日(金)

ホットミルクを寝る前に飲むと良く眠れる常識はどこから?

睡眠前のホットミルクアイキャッチ

牛乳は体を睡眠態勢に導く

人の体は睡眠態勢の時は、体温・脈拍等が低下します。ホットミルクを睡眠前に飲むと温かい牛乳が空っぽの胃腸を温めてくれます。一旦はそうやって温まった胃腸も、その反動で消化とともに温度が低くなり、体温を下げます。

その状態を脳が睡眠に入ったと誤解して眠くなります。これが「ホットミルクを寝る前に飲むとよく眠れる」という昔からの言い伝えの根拠です。

また、カルシウムにイライラを抑える効果があると知っていましたか? カルシウムは骨を作るといわれていますが、神経伝達にも欠かせない成分なのです。ホットミルクのような温かいものを飲むと、精神が落ち着いて脳内を眠りやすい状態へと導きやすくなります。

牛乳には睡眠に重要な“トリプトファン”が含まれていた!

牛乳には睡眠にとても重要な「トリプトファン(必須アミノ酸)」が含まれています。ホットミルクを飲んでトリプトファンが小腸から吸収され、血管で脳に運ばれると、トリプトファンからセロトニンが作られるのです。

セロトニンは、満腹中枢から出るアドレナリンやドーパミンのような喜び、感激を司るに対して、精神的な安心や睡眠を司ります。

この物質が不足すると、不安感といったネガティブな意識が高まり、脳内を緊張させ交感神経を優勢にしてしまいますので、このような状況が続くと不眠や心の病に悩まされる恐れもあります。

また、セロトニンがたくさん分泌されるとメラトニンに分解されます。このメラトニンは“睡眠ホルモン”と呼ばれているように、眠りには欠かせないホルモンです。体内に取り込んだトリプトファンを合成して作られ、分泌されます。牛乳は骨粗鬆症予防のためだけでなく「トリプトファン」を摂取するためにも欠かせませんね。

ホットミルクの量はカップ3分の1ほどがオススメ!

ホットミルクは、カップの約3分の1位の量を飲んで眠るのがオススメです。実は牛乳は動物性脂肪なので、胃腸がお休みする基礎代謝の少ない睡眠中にたくさん摂取してしまうと、胃腸が活発に動き出して逆効果となるからです。

しかし、お腹が空くと眠れなくなったりしますよね。そういう時にオススメの食べ物はバナナです。トリプトファンが含まれているだけでなく、ビタミンB6、マグネシウムも豊富です。マグネシウムは、カルシウムの吸収も助けてくれる働きもあり、寝る前に小腹が空いた時は、牛乳の量を増やすのではなく、温かい牛乳でホットバナナシェイクを作るのも素敵なアイデアかもしれませんね。

いかがでしたか?

昔からの言い伝えを迷信と決めつけずに試してみるのも良さそうですね。言い伝えには、何かしら根拠があるようですよ!

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