恋の病はセロトニンの枯渇にあった!?

Lifestyle 2014年05月09日(金)

恋の病はセロトニンの枯渇にあった!?

恋の病アイキャッチ

恋の精神状態は脳内の神経伝達物質の影響を受けやすい?

恋をすると、脳の奥深い所にある“腹側被蓋野(ふくそくひがいや)”という所でドーパミンという神経伝達物質が大量に分泌されます。腹側被蓋野は恋愛中枢とも呼ばれているくらい、恋をすると大活躍する部分です。このドーパミンは喜びや快感で、集中力や気力をみなぎらせ“動の快”ともいわれています。

一方、このドーパミンの分泌を抑えるセロトニンという神経伝達物質もあります。セロトニンは、ドーパミンと反対で、不安を解消し、精神を安定させ睡眠を導く働きがあり“静の快”ともいわれています。

心の安定は“動の快”と“静の快”のバランスが大切!

この“動の快”と“静の快”がバランスよく分泌されることで精神の安定は脳内で保たれています。セロトニンがもし減少して“動の快”と“静の快” のバランスが崩れると、交感神経を刺激して興奮しすぎて副交感神経が頭を出せなくなってしまいます。

その結果、体調を崩したり、恋の喜びを通り越して恋の不安から精神のバランスを崩したりするリスクもあります。そもそも恋愛中枢から分泌した、あまりにも大量なドーパミンのバランスをとるには、大量のセロトニンが必要となり、アンバランスになりがちです。

その上、セロトニンはストレス解消のためにも使われてしまいます。だから、恋のストレスでもセロトニンの枯渇を招いてしまいます。相手のことが気になりすぎて夜も眠れなくなる恋の病は、セロトニンの枯渇を招いてしまいます。その結果、セロトニン不足で不安はますます増加し、ストレス過多で交感神経が脳内を支配してしまいます。

睡眠と脳の仕組み

脳内を安定させるこのセロトニンが枯渇するとますます興奮し、脳内が良質な睡眠環境からどんどん離れていってしまいます。そんな時はセロトニンが大活躍して脳内の安定を図ります。

しかし大人になると、思考・視野の転換で恋のトキメキや感動をコントロールできるようになります。自分で考えて心を安定させたり、ストレスを発散させたりすることが上手になるのでセロトニンの力を借りる機会が少なくなります。

これなら、“静の快”セロトニンが枯渇することなく副交感神経に支配されたリラックスモードの脳の状態を作り出すことができます。興奮から心も体も解放されて心地よい睡眠環境に誘導できそうですね。

【参考】
成和脳神経内科医院 「ようこそ、頭痛外来へ 頭医者のつぶやき 『第4部セロトニン関連』」
白矢眼科医院 眼病と巨匠「天才と狂人は紙一重 医学と芸術の旅」
「男と女~最新科学が読み解く性~」(NHKスペシャル)

Photo by Tom’s foto

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